当ページで案内しているSmartHRの年末調整機能の内容は、2021年(令和3年)版のものです。
2022年(令和4年)版の年末調整機能の公開時期は秋頃を予定しています。
なお、画面や文言、一部機能は変更になる可能性があります。
公開時期が決まり次第、アップデート情報でお知らせします。
所得金額調整控除申告書に記載する「他の所得者が控除を受ける扶養親族」について、SmartHRの仕様上、従業員による記入が必要になる場合があります。
2つの注意点と対処法をご覧のうえ、ご対応をお願いします。
注意点は、夫婦どちらも年収850万円を超えるなど、1世帯に年収850万円を超える人が複数いるケース を対象としています。
当てはまらない場合は、年末調整に影響しませんのでご安心ください。
1. マイナンバーを収集・印字できません
SmartHRでは扶養親族のマイナンバーの収集・管理ができますが、年末調整機能でのみ収集できる「他の所得者が控除を受ける扶養親族」はマイナンバーの収集・管理ができません。
年末調整機能で作成した所得金額調整控除申告書には「他の所得者が控除を受ける扶養親族」のマイナンバーが印字されないため、お手数ですが下記の方法で対処をお願いします。
対処法
SmartHRで作成した所得金額調整控除申告書を印刷し、従業員に「他の所得者が控除を受ける扶養親族」のマイナンバーの追記を依頼してください。
令和2年度までは源泉所得税関係書類に押印が必要でしたが、令和3年度の税制改正で押印義務が見直され、押印は不要となりました。
詳しくは、下記の資料と国税庁のホームページで最新の書類をご確認ください。
2.特別障害者に該当する事実を印字できません
年末調整機能で作成した所得金額調整控除申告書に、「他の所得者が控除を受ける扶養親族」の特別障害者に該当する事実(下記)を印字できません。
「特別障害者に該当する事実」欄の記載内容
- 障害の状態、または、交付を受けている手帳などの種類と交付年月日
- 障害の程度(障害の等級)等
お手数ですが下記の方法で対処をお願いします。
対処法
SmartHRで作成した所得金額調整控除申告書を印刷し、従業員に「特別障害者に該当する事実」の追記を依頼してください。
「他の所得者が控除を受ける扶養親族」の判別方法
上記1と2に対処していただく場合、所得金額調整控除申告書の情報だけでは、印字された扶養親族が「控除対象(年少扶養)親族」と「他の所得者が控除を受ける扶養親族」のどちらに該当するのか判別ができません。
お手数ですが下記の方法で親族の情報を確認してください。
対処法
下記いずれかの方法で、「他の所得者が控除を受ける扶養親族」の有無を確認してください。
A:今年の扶養親族差分リストCSVを確認する
今年の扶養親族差分リストCSVの、対象扶養親族欄に「他の所得者が控除を受ける扶養親族」の表示があり、「★差分種類」に「追加」と表示されている対象者を確認してください。
「他の所得者が控除を受ける扶養親族」はSmartHRからは同期されないため、必ず差分として表示されます。
B:アンケートの回答履歴を確認する
アンケートの回答履歴で「他の所得者が控除を受ける家族の有無確認」という設問と、その回答を確認します。
C:収集情報を確認する
年末調整のアンケートで「他の所得者が控除を受ける扶養親族」の入力がある場合、収集情報の[扶養家族情報]タブに[他の所得者が控除を受ける扶養家族]が表示されます。
収集情報を確認する手順は、下記ヘルプページの手順1と2をご覧ください。
D:収集情報のCSVファイルをダウンロードして確認する
依頼一覧にある[情報一括ダウンロード▼]>[収集情報をダウンロード]をクリックすると、収集情報のCSVファイルをダウンロードできます。