2020年6月現在、分析レポート機能では [高年齢者雇用状況報告書用レポート] と [障害者雇用状況報告書用レポート] のプリセットレポートを用意しています。
集計する項目を「従業員情報のカスタム項目」として登録し、データを分析レポート機能に同期することで、レポートを作成できます。
61(ロクイチ)報告とは?
61(ロクイチ)報告とは、毎年6月1日時点での高年齢者および障害者の雇用状況をハローワークに報告するために 高年齢者雇用状況報告書 と 障害者雇用状況報告書 を作成・提出する業務を指します。
通称「ロクイチ報告」または「6/1報告」とも呼ばれています。
高年齢者雇用状況報告および障害者雇用状況報告について、詳しくは下記の記事でも案内しています。あわせてご覧ください。
61報告用レポート作成手順
61報告用レポートの作成をはじめるにあたっては、従業員情報の「雇用形態」が正しく登録されているかご確認をお願いします。
61報告の対象かどうかは、SmartHRに登録されている雇用形態の情報で判断しています。
1. 従業員項目に61報告用のカスタム項目を作成する
1-1. 共通設定の [従業員項目] にある [項目を追加する] をクリック
SmartHRの [共通設定] にある [従業員項目] 画面に移動し、[項目を追加する] をクリックすると、従業員項目の [新規登録] 画面に移動します。
1-2. [ドロップダウンリスト] を使い、61報告レポート用の項目を作成する
下記の図で赤く囲まれたマークをクリックすると、[ドロップダウンリスト] を追加できます。
61報告レポート用に「1週間の所定労働時間」や「障害者情報」項目を作成してください。
画面一番下にある [登録する] をクリックすると、作成した項目が登録されます。
項目ごとのプルダウンリストに設定する値は、下図を参考にしてください。

2. 従業員データを登録する
61報告レポート用に作成した項目に、従業員情報を登録します。
一人一人登録する場合
SmartHRの画面上部にある [従業員リスト] から任意の [従業員名] > [編集する] の順にクリックすると、従業員情報の編集画面に移動します。
61報告レポート用に作成した項目に情報を入力し、[更新する] をクリックしてください。
ファイルを使って一括で登録する場合
SmartHRの画面上部にある [従業員管理] のメニューから [更新する(ファイル)] をクリックすると、「更新したい対象を選択してください」という画面が表示されます。
61報告レポートの情報インポート用に用意したファイルをアップロードすると、情報を一括で登録できます。
3. データを同期&項目対応付け
3-1. 分析レポート画面にある [データの同期] をクリック
SmartHRのトップページ左側の [機能] 欄にある [分析レポート] をクリックすると、分析レポート機能の画面に移動します。
分析レポート機能の画面右上にある [データを同期] をクリックすると、SmartHRに登録されている最新の情報を同期します。
※ 初めて同期する場合は、同期に数時間かかる場合があります。ご了承ください。
3-2. データ項目の対応付けを設定し、[保存] をクリック
初めてレポートを利用する場合、レポート一覧にある各レポート名をクリックすると、[データ項目の対応付けを設定] する画面が表示されます。
各データ項目に対して、前項にて作成したカスタム項目をそれぞれ設定し、[保存] をクリックしてください。
データ項目の対応付けは、画面上部にある [設定] をクリックして開くメニューから、[データ項目の対応付け設定] 画面へ移動して設定もできます。
対応付け設定を保存すると、レポート詳細画面へ移動し、レポートを確認できます。
各書類の下記の図にある赤枠の項目に該当します。
続いて、61報告用レポートに含めなくてもいい従業員情報を省くため、フィルターを設定します。
4. データセットのフィルターを設定
「高年齢者雇用状況報告書用レポート」「障害者雇用状況報告書用レポート」について、それぞれフィルターを設定してください。
4-1. [データセット一覧] から対象の [データセット名]をクリック
[データセット一覧] から対象の [データセット名] をクリックすると、データセットの編集画面に移ります。
4-2. データセットの編集画面で [編集] をクリック
データセットの編集画面右側にある [編集] をクリックします。
4-3. [フィルタ] をクリックし、条件を設定して [設定] をクリック
[フィルタ] をクリックすると、「フィルター設定」のダイアログが表示されます。
フィルター設定画面で、プルダウンメニューを使って表示する雇用形態を設定します。
プルダウンメニューは、左から [雇用形態] [が次に等しくない] を選択してください。
プルダウンメニューの右側にある空白部分をクリックすると、SmartHRに登録している「雇用形態」が表示されるので、[派遣社員] [業務委託] [役員] を設定し、[設定] をクリックしてください。
雇用形態が「執行役員」の従業員を「役員」に含めている場合、手順のとおりフィルターを設定してしまうと、61報告の対象から漏れてしまいます。
執行役員の従業員に「役員」の雇用形態が設定されていないか、事前にご確認ください。
また、独自に雇用形態を作成・利用している場合は、61報告の必要がない雇用形態を除外するよう設定してください。
4-4. [保存] をクリック
フィルタ設定後、画面右上にある [保存] をクリックします。