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設定

従業員の[操作できる範囲]とは

対象読者:
管理者・担当者向け
対象プラン:
労務管理人事・労務エッセンシャルプロフェッショナル¥0タレントマネジメントHRストラテジー

権限設定の[従業員関連]にある[操作できる範囲]とは、従業員情報の操作や手続きの作成などをする際に、その権限を持つアカウントが、操作対象として参照・選択できる従業員の範囲を意味しています。

操作できる範囲は権限ごとに設定します。 システム標準権限には操作できる範囲があらかじめ設定されていますが、カスタム権限では、付与したい権限にあわせて柔軟に設定できます。

[従業員関連][操作できる範囲]について説明します。

操作できる範囲の選択肢

操作できる範囲の選択肢は以下のとおりです。

選択肢説明
本人自身の情報のみ閲覧・操作できます。
ほとんどの一般従業員はこの設定になります。
すべての従業員従業員情報が登録されているすべての従業員を閲覧・操作できます。
人事・労務担当者向けの設定です。
本人+指定した範囲の従業員所属部署、特定の部署や雇用形態を組み合わせて、操作できる範囲を指定します。
一部の範囲の業務のみを扱う人事・労務担当者や、マネジメント層向けの設定です。

[本人+指定した範囲の従業員]を選択する場合

[本人+指定した範囲の従業員]を選択する場合、従業員情報に登録されているシステム標準項目の[部署][雇用形態]をもとに、具体的な範囲を指定します。

[本人の所属部署から指定]とは

[本人の所属部署から指定]のチェックボックスにチェックを入れると、本人の所属部署で範囲を指定できます。

そのため、この範囲を指定した権限を付与されるアカウントは、従業員情報との紐づけが必須となります。

所属部署による範囲指定は、以下の選択肢があります。

  • 所属部署
  • 所属部署+所属部署の配下の部署
  • 所属部署の配下の部署

選択肢ごとの操作できる範囲の具体例

たとえば上から店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店・新宿店という部署階層で、東日本エリア部のマネージャー用の権限を作るとします。

選択肢ごとに操作できる従業員の範囲は、以下のようになります。

選択肢操作できる従業員
所属部署店舗統括本部/東日本エリア部に所属する従業員
所属部署+所属部署の配下の部署以下に所属する従業員
店舗統括本部/東日本エリア部
店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店
店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店
所属部署の配下の部署以下に所属する従業員
店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店
店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店
操作できる範囲を所属部署で指定する場合の例を説明する図画像を表示する

権限を付与される従業員が複数の部署に所属している場合は、[兼務先(部署2、部署3)も所属部署として扱う]のチェックボックスにチェックを入れると、所属するすべての部署で同じ範囲が適用されます。

チェックを入れない場合、操作できる範囲は、複数の部署情報が登録されていても[部署1]のみに適用されます。

[部署名で指定]とは

[部署名で指定]のチェックボックスにチェックを入れると、本人の所属部署にかかわらず、部署名で範囲を指定できます。

[本人の所属部署から指定]との組み合わせ方の具体例

[本人の所属部署から指定][部署名で指定]を組み合わせて操作範囲を指定できます。

たとえば、上から店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店・新宿店店舗統括本部/西日本エリア部/梅田店・なんば店という部署階層で、一時的になんば店も管理する東日本エリア部のマネージャー用の権限を作るとします。

[本人の所属部署から指定]のチェックボックスにチェックを入れて[所属部署+所属部署の配下の部署]を選択し、[部署名で指定]のチェックボックスにもチェックを入れてなんば店を指定することで、操作できる従業員の範囲は、以下のようになります。

設定内容操作できる従業員
[本人の所属部署から指定]
>[本人が所属する部署+所属部署の配下の部署]

および

[部署名で指定]
>[店舗統括本部/西日本エリア部/なんば店]
以下に所属する従業員
店舗統括本部/東日本エリア部
店舗統括本部/東日本エリア部/六本木店
店舗統括本部/東日本エリア部/新宿店
店舗統括本部/西日本エリア部/なんば店
操作できる範囲を部署名で指定する場合の例を説明する図画像を表示する

[雇用形態で指定]とは

[雇用形態で指定]のチェックボックスにチェックを入れると、雇用形態で範囲を指定できます。